「……こっ、心の準備がいるのよっ。
　だっておんぶなんてそんな……」

かかってきた電話の相手は、あなたが勤める会社の女上司油井瑠奈々。
しかし、普段の厳しい口調ではなく、どこか元気のない様子。
いざ駆けつけてみれば、ひったくりにあってお金がないうえに、
足をケガしてしまったらしい。

時間も時間だったために、あなたは彼女を部屋へつれていくことにしたものの、
ケガをした瑠奈々をおんぶして部屋まで行くことに。

瑠奈々の厳しさの中に、仲間を常に思う部分を見出していたあなたは、
つよがる瑠奈々をすこしずつ会話でほぐしていきます。

「……そこに座って、壁に寄りかかってちょうだい。
　貴方がそうして欲しいと言うなら……いいわ」

おんぶをされたことが相当効いていたのか、
瑠奈々はふだん見られないような乙女をあなたに見せ始めます。

会社では、元々超美人で知られる彼女。
そんな彼女があなたの部屋では、誰にも見せない姿を見せてきます。

そしていつしか、二人はいいムードに……。