時は現代。御堂雪花(みどう・せつか)は八坂神影流の使い手。倶利伽羅竜王剣(くりからりゅうおうけん)をあやつり魔を討つ正義の剣姫(ヒロイン)。御山から悪の傀儡師である魔女、突智美園(つち・みその)討伐の命を受けた御堂雪花は彼女と戦うが、奥義の秘剣ソウルディバイドを使っても突智美園には通用しなかった。そればかりか美園はソウルディバイドをそのまま雪花に術返しして来た。
魂の光と闇を二つに裂くという大技は御堂雪花の魂も二つに分けてしまう。自分の剣技をその身に受けた雪花は薄れゆく意識の中で、雪花の闇の魂と取引をした様子だった。雪花が再びめを覚ましたとき、目の前には雪花と瓜二つの黒の剣姫、御堂刹那(みどう・せつな)が立っていた。
「ねえ私の剣姫刹那ちゃん。安寧(あんねい)を脅かす敵が現れたわよ。さあ自分の体を取り戻すの…うふふ」
哀れ雪花は刹那の技に破れ、雪花の体は奪われてしまう。そして雪花の魂は美園の闇人形へと移植され、雪花の光の魂も闇の調教を施され、洗脳されていくのだった。