家出…かなんかか?あの子。
雨に打たれながらブランコ乗って。

「大丈夫?どういう理由があるか知らないけど、
　どこか屋根のあるところに行った方がいいよ。
　風邪引くよ」
「…ありがとうございます」と言うその子の
お腹が鳴った。恥ずかしそうにうつむく。
「お腹空いてるの?なら、これあげるよ。
　傘もあげる。家まで近いし」
「そんな悪いです」

可愛い子だったな。オッパイでかかったし。
「待ってください」さっきの子が傘をさしかける。
「おじさんの家へ…行ってもいいですか?」
「俺の家?…う～ん。まあ、別にいいけど」

こうして中年オヤジとワケあり娘の同棲生活が始まった。
最初は、何もするつもりなかった。それが眠っている間に
いたずらするようになり、ついには無理やり…。

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文字あり71枚、文字なし71枚、計142枚。