人を捨て、魔性の力をその身に宿した”悪魔憑き”が支配する街、樫碁(かしご)。
産まれつき額に角を持つ少年、由仁(ゆに)は、悪魔憑きの能力を高める生贄として命を狙われていた。絶体絶命の窮地を救ったのは、大酒飲みの悪魔憑き、上食塔子(うわばみ とうこ)。
残忍な笑みを浮かべる酔いどれの狂人に、由仁はある取引を持ち掛ける。

「僕のおかあさんを、探してください」

異能の力を持つ怪物達の、凄惨&爽快なバイオレンスアクション。
血と退廃に彩られた”ひとでなし”の物語、第一章。上食 塔子(うわばみ とうこ)

常に酒を飲み酩酊状態の、「蛇」の悪魔憑き。31歳。
あらゆる物を犯す強力な毒を操る事ができる、凄腕の殺し屋。由仁(ゆに)

産まれつき額に角を持って産まれた悪魔憑きの少年。12歳。
将来は非常に強い能力を発現する事が予想されている。その「可能性」は他の悪魔憑きの能力を高める生贄として良質のため、怪物達から命を狙われていた。
母親とはぐれ街を彷徨っていた所を、塔子に拾われる。魅虎(みとら)

全身に入れ墨を刻んだ悪魔憑き。33歳。入れ墨を自在に操り敵を切り刻む強力な力を持つ。
3年前まで塔子の相棒だったが、現在はその行方を眩ませている。通常の文庫本と同様のレイアウトです。フォントを大きくし、スマホでも問題なく読めるよう調整しています。キャラクターデザイン・イラストは元村人様(twitter:@motomurabito)!!!
バイオレンスでアナーキーなイラストの数々で本作を彩って頂きました!!