今回の作品は以前公開いたしました
【月賦村～隠れた村の、豊作の祈り～】
のスピンオフ作品となります。
また、来年春ごろに発売、公開予定の
【今年は私たちが村を繁栄させてあげるね】をさらに楽しめるようにするための
ちょっとした短編ボイスドラマだと思ってくだされば幸いです。
(本来5分くらいの予定でしたが・・・伸びましたね・・・)

こちらは、川瀬のはねやすめのオリジナル作品となります。 こちらの音声音声・画像の無断転載・複製はおやめください。
万一何らかのトラブルに巻き込まれた場合にも、当方での責任は一切を負いかねます。林田奈央は元々右方村の住人だった。
月賦村のしきたりに慣れない中、右方村の儀式に比べたらと
ゲップの練習に勤しんでいる。

次の巫女役は奈央だとあらかじめ村長から伝えられていたからである。
しかし、今年の月賦村の豊作の祈りは巫女役を立てることが
叶わなかった。
それは、村長の娘、東里央奈から突然言われたからだ。

「ごめん、奈央。今年村人全員が巫女役なの」

詳しく話を聴いたところ、どうやら来年隣の右方村との合併が決まっているらしい。
里央奈は練習していた奈央に頭を下げた。
そして。

「来年、奈央に右方村の儀式をお願いするかもって右方村の人が言ってたよ?」

ゲップを練習してた奈央に、衝撃の事実。
流石に右方村の儀式を私だけがやるのは、二十歳半ば、
あれは10代の子がやることだからキツい。あまりにもキツい。

奈央は里央奈にこう告げる。

「合併するなら、どっちも混合にしたらいいんじゃないかな…」

鬼気迫る奈央の顔に怖気付いた里央奈。
そんなに?里央奈の顔は引き攣ってしまう。

「できれば月賦村のしきたりの方が強めの方が…巫女役は疲れないかもね」

遠い目を向けた先に右方村がある。
昔の故郷と関わりができるなんて。
奈央はそう心の中で嘆息しながらも今年の月賦村の豊作の祈りにむけて
練習するのであった。1 今年は私が豊作の祈りの巫女 ゲップ音あり 5:15
月賦村の今年の巫女に選ばれた奈央。
黙々とコンディションを整えていたところ、
村長の娘、里央奈から電話がくる。

2 豊作の祈り廃止!? ゲップ音あり 12:12
電話が来た時の里央奈の様子はおかしかった。
その理由が、右方村との合併と豊作の祈りの廃止だった。
もともと右方村に住んでいた奈央はウホの儀式にトラウマを抱えていた。

3 もう一つの村 飴を舐める音あり 10:00
久しぶりに右方村の村役場へと足を進めた。
中に入ると頭を抱えている旧友がいた。



登場人物

林田奈央(25)CV.川乃瀬由羽
現在月賦村の住民であり合併した右方村の元住民。
久しぶりのウホ儀式と豊作の祈りで多少体力が覚束ない。
大人しい性格ながらも、表情が豊かなため感情が出やすい。
しかしながらその分お喋りなどの対話スキルが低い。
沢山話すと咳き込む。
この年齢になって会話を長く続けられるように少しずつ会話をしている。



スタッフ

シナリオ・CV・編集
川乃瀬由羽

SE
小森平