今からおよそ十年前、世界中に超能力者が多く出現し、超能力が日常生活の一環になりました。
それを悪事にする人もいれば、悪者退治のために超能力を振るう人もいます。
少なくとも超能力の運用は一般化されています。

両親が死んで以来、主人公と妹は二人きりになりました。全く超能力が検出されていない主人公は仕事に就いておらず、
ずっと自宅に籠っています。実際親が残してくれたお金はとっくの昔になくなっています。
主人公を養うために、妹は悪の組織に入り、罪を犯してまで金を稼ぎ、生活を何とか維持しています。
表は女子会に出るって言いましたが、実は組織の活動に参加しています。

ある日、情けないと自覚した主人公は仕事を探す気になりましたが、すぐには見つかりませんので、
とりあえずデパートに出てから考えようと思った主人公は運悪く強盗に遭い、そこに妹の姿が見えました。


キャラクター:
主人公
超能力を持っていない事にショックを受けて、一般人の仕事が嫌いで、自分を部屋に閉じ込めた。
実際は「セックスする事で身体能力が向上し、相手の能力を一日コピーする」超能力の持ち主です。
ただ童貞なので、全く検知されませんでした。妹を悪の組織から身を引くために毎日妹とセックスしています。

サキ:
主人公の妹、お兄さんの事が大好きで、ずっとお兄さんが立ち上がれると信じています。
生きるために悪の組織に入って、いつの間にか幹部クラスになりました。簡単に幹部を辞める立場ではない。
超能力は影に溶け込んで素早く移動できる、但し影状態は水の中と同じく息ができない。
組織の中では「影の女王」と呼ばれています。