【あらすじ】
37歳の女性会社員・木下理央(きのした　りお)が20歳くらいのイケメンに電車で痴漢されます。

スカートの上から太ももを撫でられ、徐々に脚のつけ根の方へと……。

そしてクリトリスをストッキングの上から弄られてイカされます。

その後、男に導かれるまま密室でふたりきりになります。

ベッドに寝かされ手足を拘束されたまま主にクンニで快感を与えられます。

特にクリトリスを舐められます。

女性がずっと受け身です。本番なし、フェラなしです。
(本文約10800字)　


【登場人物】
・木下理央(きのした　りお)
37歳の女性会社員　

・男
20歳くらいの美男子


【ハイライトシーン1】
撫でられている……?　まさか……?

フレアスカートの上から、理央は太ももを撫でられていた。

男の手は理央の太ももを撫でながら、撫でる位置を少しずつ上方向へとずらしていく。

男の手のひらが理央の下腹部に触れている。

嘘……そんな……。

1本の指が理央の右脚と左脚の間に侵入してきた。

……!?

スカートの上から股間を触られた。

お尻を引いて逃れようとしたがドアに阻まれる。

指が動きはじめた。

男の指の動きが股間に伝わってくる。

ゆっくりと前後に往復運動をしている。

痴漢……!!


【ハイライトシーン2】
羞恥と混乱のなか、またクリトリスへの愛撫が始まる。

一貫して優しい触り方だが少しスピードが上がっている。

かなり以前、学生のころにつきあっていた彼氏は、ものすごいスピードで指を動かして理央の性器を愛撫することがあった。

気持ちよくはなく、むしろ痛い時もあった。

今、痴漢の愛撫はずっとソフトなままで、指の動きのスピードはやや上がったがそれでも激しさは全くない。

しかし理央は昇りつめてしまいそうだった。

だめ……私……気持ちいい……!

まともな判断能力を失うほどの快楽と興奮。

職場の最寄り駅に電車が着く直前には、もう理性は飛んでいたのだが、さらに理央は倒錯的な心境に陥っていく。

なんでこんなに上手い人がいるの……!?

喘ぎ声が出てしまいそうなのを必死に堪えた。

男の子の指……気持ちいいよぉ……!

ひと撫でひと撫でがエロティックな愛撫で着実に高められて――。

イク……。


【ハイライトシーン3】
ちろちろと動く舌先がクリトリスの周辺も舐める。

男はたまに理央の性器に息を吹きかけた。

息だけでもクリトリスが敏感に反応する。

男の舌の動きや、吹きかけられる息に翻弄されて理央は身をよじり仰け反った。

「いやっ、いやぁ……」

理央は興奮していたが羞恥もあった。

手足を拘束されているのが恥ずかしい。

この密室にむりやり連れてこられたわけではない。

服を脱がされていく時も、されるがままだった。

だからレイプとはいえないがベッドに鎖でつながれるのは屈辱的にも感じられた。

腋の下が見えてしまうポーズで手を固定され、脚を開きっぱなしのままでいるのが恥ずかしくてたまらない。

レイプではないけれど支配されているような気分。

「ああっ!」

男の舌がクリトリスに優しく触れ、理央はビクンととりわけ強く反応した。

ゆっくりと、ねっとりと、クリトリスを舐められる。

「んっ、んっ……あっ、だめっ、あああっ……」

クリトリスを舐められ続けた。

クリトリスをメインの対象としたクンニが続いた。


【ハイライトシーン4】
そうして舌がクリトリスに戻ってきて、クリトリスを中心としたクンニが再開されると、理央は深い快楽に没入していった。

イキそう……。

激しくなく、舐めるスピードも速くなくゆっくりで優しい。

理央は徐々に高められていく。

理央をイカせようとしている男の意思が感じられて理央は興奮した。

「あああっ……!」

絶頂の予感に興奮し期待し身体をこわばらせる。

と、そこで舌の動きが止まる。

「あっ……」

息を性器に吹きかけられた。

じれったさ。

疼き。