家族という共同体にあこがれを抱いていた女性型アンドロイドの伊藤裕美。しかしある日、予期せぬ損傷によって電子頭脳にダメージを負い、正常に擬似人格が動作しなくなり、家族を求める欲求が暴走し始める……という話です。

　pixivにて、1話を公開しておりますので是非ご覧ください。
　
　

　今回は思うことがあり、本来よりも安く設定しております。
　もし何かあった場合は、順次作者にご連絡ください。



形式:PDF

ページ数:縦版 133 　　 　横版 60



1話

　予期せぬ損傷によって擬似人格に誤作動を起こした裕美は、以前一人で帰宅している姿を見かけたことのある、幼稚園の先生を務める松枝望美に近づき……


2話

　望美のデータを改竄し、母親の役割を請け負わせた裕美だったが、次は父親の存在を求める。
　しかし認識機能に異常を起こしていた彼女は、女性型のジムインストラクターである白岩千歳に狙いをつけ……
　
　

3話
　
　存在しなかったはずの両親を手に入れ、一つの理想にたどりついた裕美。
　当然その生活の中では、過去にそのような過程がなくとも家族や夫婦のように振舞うようになり……


4話

　家族という共同体の形成に成功した裕美だったが、異常を起こした彼女はそれだけでは満足できず、今度は理想の妹を求めるようになる。
　そして彼女は、理想の性格と離れている見ず知らずのモデルである三船凪沙を捕まえ、擬似人格に手を加え……


5話

　新たに四人となった、裕美の家族。
　だが、自覚できず放置され続けてきた電子頭脳の損傷が、ついに動作全体に影響を及ぼし倒れてしまう……