『使ってくださる方募集肉便器になります』

……帰り道の公園で用を足していた俺はトイレの壁に怪しい落書きを見つけ、
いたずらだろうなと思ったが減るもんじゃないし……と
思い切って下に書いてあったメールアドレスにメールを送ったところ
『件名:今晩会えますか?』と返信があった。

「ほ、本当に届いた……」

待ち合わせ時間は深夜。俺は緊張しながら公園に足を運ぶ。

するとそこには一人のごく普通の女子●●が立っていた。

「この娘じゃ……ないよな」

そう思っていると

「あなたが私を使ってくださる方ですか?」

女の子が近づいてきて、俺はそのまま手を引かれ、トイレに連れ込まれる。

「ちょっ!　待って!」
「どうしたんですか?　そんなに慌てて」

不思議そうな顔を浮かべている彼女を見て、俺は確信する。

「もしかして……あの落書きは君が書いたのか!?」

彼女は笑顔のまま答える。

「はい　そうですよ」