新しくできた義理の妹は、天真爛漫で距離感がおかしい――。
親同士の再婚をきっかけに、二十歳の美琴と十◯歳の沙月は姉妹になった。

無邪気に抱きつき、当然のようにキスをせがんでくる妹に、しっかり者の姉は少しずつ理性を削られていく。

「だって、わたしたち……家族になったんだよ?」

――その笑顔が、どうしようもなく甘くて、抗えない。

背徳感に満ちた同居生活の中で、やがて姉妹の関係は「家族」から「それ以上」へと踏み出していく。
触れてはいけないはずの温もりに溺れ、夜ごと深く、禁断の快楽へ――。

約25,000字/93P

第一話と第二話の冒頭はCi-enで試し読みができます。
美琴(みこと)

沙月の義理の姉。
真面目で大人しい性格。何も持っていない自分を卑下しがちだが、妹の笑顔に心を奪われていく。
「お姉ちゃん」と呼ばれるたびに、抗えなくなってしまう。沙月(さつき)

美琴の義理の妹。
明るく人懐っこい少女。姉に甘えることが大好きで、無邪気さと小悪魔めいた魅力をあわせ持つ。
「お姉ちゃん、好き」と囁きながら、美琴を夜ごと誘う。