臨場感を演出する、こだわりのフォーリーサウンド。
衣擦れの音一つにまで、”そこにいる”彼女を感じてください。「よーし!
　リードも買ったし、お着替えも買ったし、準備おっけーかな」
「えへへ、こんにちはー、わんわん。はじめましてだねぇ。
　わんわんの飼い主になったまつりちゃんだよー、よろしくねぇ」
　貴方を買ってくれた”まつり”はとても優しい、愛情深い女性。
　ペットである貴方のことをとても可愛がってくれるでしょう。
　けれども、その愛はちょっぴり重たくて……。
「……実はねえ、ショコラを飼ったのは元カレに振られちゃったからなんだあ。
　はじめはらぶらぶだったんだけど、なんでだろうねえ、うまくいかなくて……。
　メールも電話も毎日のようにしてたのに、数分ごとに送ってくるなとか、会社にまで電話してくるなとか、最後には泣かれちゃって。
　でもでもぉ、既読ついてないと不安じゃない?　大好きなだけなのに、なんでわかってくれないのかなあ……」
「ショコラはなんにもしなくていいの。なんにもしちゃだめなの。できちゃだめなの。
　ぜーんぶまつりちゃんが代わりにやってあげるから、わんわんってかわいく鳴いてればいいの。
　まつりちゃんが、お風呂も入れてあげるし、ご飯も作ってあげる。
　一日一回は、お散歩にも連れて行ってあげる。
　髪も切ってあげるし、トイレもしてあげる。
　ふふ、ショコラはまつりちゃんがいないと生きていけないねえ」
　そして時に、彼女は病みます。
「ねーえ、ごく潰しちゃん。
　飼われてるってどういう気持ちー?
　茉莉ちゃんがいないと、ご飯も食べられない、トイレもできない、お風呂にも入れない、お散歩にも行けない。
　お金だってもちろん稼げないんだから、一から十まで与えられるまんま。
　自分からじゃなんにも生み出せない、そんなのって生きてる意味あるかな?」
「ねえ、本当は茉莉のこと、好きなんかじゃないんでしょ?
　捨てられるのが怖いからいいこにしてるんでしょ?
　そうなんでしょ?　茉莉はこんなにだいすきなのに。いっぱいいっぱい愛してるのに。
　わんわんは茉莉のこと、同じように愛してはくれないんだよねえ?」
　それでもペットの貴方に許されるのは、ただ寄り添い、傷を舐めるだけ。
　病める時も、健やかなる時もーー。■01　プロローグ
「今日から一緒に、このお家で暮らすんだよ。
　ちょっと狭いかもしれないけど、そのうち慣れるからねー」
■02　よしよし全肯定
　貴方の飼い主、まつりは明るく優しい女性。
　……しかし愛の重たい彼女は、過去に色々な苦労をしてきた様子。
　けれどペットである貴方には、どれだけ愛をかけても拒絶されることはありません。
　ベッドの上で、貴方を思う存分甘やかします。
　まるで自分の心の穴を埋めるように。
「ふふ、ショコラはまつりちゃんがいないと生きていけないねえ。
　いいこいいこ。だいすきだよぉ。
　ショコラだけは、私のこと裏切らないもんねえ。
　ずっとずっと一緒にいるもんねえ。
　えへへ。だいすきだよぉ、いいこだねえ」
■03　にこにこ勃起の介助
　オスのペットの性欲処理も飼い主の大事なお仕事。
　まつりは嫌な顔一つせず、むしろ嬉しそうに貴方のペニスを扱いてくれます。
　うっとりしながら、気持ちよさそうにわんわんと鳴いてしまう貴方。
　しかしそんな貴方にまつりは『自分が居なければ貴方は何もできない』と依存させようとしてきて……?
「ねーえショコラ。よくきいて?
　ショコラはまつりちゃんがいないとお射精もできないの。
　ショコラはとってもいい子だけど、まつりちゃんがいないとなんにもできないの。
　ひとりじゃお洋服も脱げない、排泄もできない、もちろんお射精もできない。
　でも大丈夫。まつりちゃんがいるからね。
　まつりちゃんが全部やってあげるから」
■04　いらいら八つ当たり
　なにやら電話をかけて苛ついているまつり……。
　どうやら元カレに「やり直す」と言われお金を騙し取られたようで……?
　自己肯定感が底をついたまつりには、彼女を心配する貴方の視線すら「馬鹿にしている」としか感じられないようで……。
　八つ当たりのように罵倒され、足を舐めさえられながら、惨めにオナニーで射精させられてしまいます。
「捨てられたくないから、バカなりに一生懸命気を使って、嫌々足裏舐めて忠誠心があるように見せかけてるんでしょ?
　茉莉がそんなこともわからないバカだと思ってるの?
　やばいひくね、ペットにそんなこと思われてるとか残念すぎるでしょ」
「…………証明、したい?
　本当に私のことが大事で、捨てられたくないからじゃなくて、好きだから、大切だから、慰めてあげたいから、こうしてるって。
　……いいよ。じゃあさ、今すぐ勃起して、射精して?
　そしたら信じてあげる、茉莉への忠誠心」
■05　らぶらぶえっち
　上機嫌で射精介助をしてくれるまつり。
　今日はなんと手ではなくおまんこで射精していいらしい。
　ただしそれはゴム有りの、メスが孕むことも喘ぐこともない、交尾ではないただの射精のお世話。
　徹底的に立場の違いを分からされ、ペットとして躾けられてしまいます。
「あ!　あぶないあぶない、わすれるとこだった。
　ゴム、ちゃんとつけなきゃね。
　えへへ、いつも元彼としてるときはつけてたことないから、すっかり忘れちゃった」
「それにさあ、私を気持ちよくするのはペットのショコラには無理だよ。
　ペットなんだもん。わんわんなんだもん。もともと置かれた身分が違うっていうか。
　わんわんはなにもできないんだから、気にしなくていいの」
■06　ずぶずぶ共依存えっち
　なにか朦朧とした様子のまつり……どうやら精神安定剤を飲んでいる模様。
　上機嫌になったかと思えば不安になって泣き出し、ひたすら貴方を求める彼女。
　ダメなはずの生交尾まで許して、貴方に見放されまいと縋りつきます。
「ああでも、なんだろうこれ。
　なんかね、おっきくって暗いのがね、ここらへんにいるの。
　茉莉をのみこもうとしてぱかってお口あけてるの。
　ねえしょこらあ、こわいよお、こわいよう……。
　一緒にいて……?　ね……?」
「好きで好きでたまらないんだもん、しかたないよね?
　ほら、仰向けになって?　まつりのおまんこもあげる。
　ゴムなんていらない、そのまま来て?
　まつりの生のおまんこあげる。奥まで、全部あげるから」声優/シナリオ　:逢坂成美　
イラスト :ぽかちゅ　様　
サークル : 逢縁喜縁