■ストーリー

………どれほどの眠りだっただろうか。
目覚めたときには、既に愛すべき場所は失われ。
見知らぬ町と、見知らぬ人々は、無情にも時が過ぎた事だけを告げていた。
 
―――あゝまったく…数奇な運命じゃのぅ…
なんにせよ…起こされたままでは道理が通らぬわ。
…どれ、ひとつ訪ねてみるとするかの。
 
石畳にぴょんと飛び降りると心地好い風が頬を撫でる……
―――吹き抜ける風はどこか懐かしい匂いがした。
 
貴方の自宅の帰り道には古ぼけた神社がありました。いつ見ても誰かがお参りをしているわけでもなく、雨の日も風の日も変わらずそこに佇んでいる古い神社。「そもそも誰かが手入れをしているのかな…」でもたまに、なんとなく気分転換に御参りなんかしてみたりして…「こんな毎日に何かひとつでも…変化が訪れてくれたならいいのになぁ……」なんて…そんなことを今日も悲鳴みたいにガラガラと鈴を鳴らして。気付けば同じ見飽きた帰り道、ただいまの言葉も告げず。ぼんやりと明日の休みの予定を決めながら玄関の扉を開く。
 
「……む…戻ってきおったなぁ…邪魔しておったぞ。」

突然僕の家に居座ったお狐様は…凛とした顔立ちの割には…
ちょっとだけだらしのない…世間知らずなお狐様でした。



□えっちの収録内容
------------------------------------------------------------------------
■元服祝い手コキ編 【64:55】
(授乳/耳舐め手コキ/耳ふー/耳なめ/ささやき/カウントダウン/ごっくん)

「…くかかっ…案ずるな……年上の言う事には素直に従っておればよい……なぁに…取って食いやせんわい……欲望に従ってこその人間じゃろう…?…なぁればぁ～…短き人生を欲深く生きようと…一向に構わぬであろうが……」

「…そんな男の風上にも置けぬような子孫などぉ…誰が欲しがるのじゃ～…?…万が一にも世継ぎなど残さぬようにぃ…さっさとちんぽを壊してしまった方がぁ…世のため人のためであろうがぁ～～?」

「…門出の祝いであればぁ…労いとして子種を飛ばすもぉ…やぶさかではない…お前様は今までぇ…何のために毎日一人でシコシコとちんぽをシゴき…励んできたのじゃ～…?…悪戯に子種を撒き散らすためかぁ…?……否…今日のこの日を迎えるためであろう……なればぁ…腕の見せ所ではないかぁ……」


前半は「やれやれ…」といった雰囲気で、じっくりねっとりと主人公を甘やかしていたヒロインですが…ちょっとしたことからお狐様の悪戯心に火をつけ、後半は焦らすような責めでお狐様の手のひらで遊ばれてしまいます。本作品のフィニッシュには単純な数字のカウントダウンではなく、数字を数えることそのものに意味を持たせました。「ひとつ…ふたつ…」と数えあげる事で「とう」の数に至る「つばなれ」や「元服の祝い」という、歳を重ねて大人になるメッセージを内包しています。台詞選びにもキャラクターが過ごしていた当時の時代背景を考え、古語の言葉を選びながらも聴き手にはクドくなり過ぎないような台詞を熟考しました。ロリババアや狐娘の作品が好きなライトユーザーからヘビーユーザーまで、幅広くお楽しみ頂けますと幸いです。



■夜伽編 【36:46】 (キス/対面座位/交尾/中出し)
「…のぉ～～お前様ぁ～～…?…考えてもみよ……犬と猫がまぐわってぇ…やや子を孕むのかぁ…?……孕まぬであろう…?…妖と人も同じことよ……どれだけ人が子種を注ごうとも…ワシはやや子など作れぬのじゃ…………そのような無意味な伽に興じたいと……本気でそう思っておるのかぁ…?」

「…まぐわいはぁ…一人よがりであってはならぬ……お前様とて知りたくはないかぁ…?…妖狐を孕ませぇ～……屈服させぇ～……自分の女にする悦びを…」

「…そんなにもワシを孕ませたいのかぁ～…?…ぐぅぅ～～……たぁ～わぁ～けぇ～……おっ…おっ…ほおっ…お゛っ…おっ…おっ…ほっ…お゛っ」


えっちシーンでは「お゛っお゛っ」という下品な喘ぎ声でありながら、雰囲気を壊すことのない絶妙に甘くとろけるような密着感の呼吸と距離感を何よりも大切にしています。気持ちが氷解したお狐様が長い時を経てもう一度恋を知ったような振舞いは、まるで純愛を訪仏とさせます…どうぞお楽しみくださいませ。



□「希望的観測少女」のココにこだわりました
--------------------------------------------------------------------------
■ポイントその1　「のじゃロリ狐娘…!ロリばばあと甘い雰囲気を堪能したい!」
どこか切なくて…どこか愛しい…この物語はお狐様との間で徐々に構築される関係性や雰囲気を大切に大切に表現しています。その思いで「KU-100バイノーラルマイク」にて「ハイレゾ96kHz」での収録を致しました。また、お聞きになる方それぞれの再生環境を考え、wavとmp3をご用意しました。スマートフォンでの再生の際にはお好きなトラックをお選び頂けますと幸いです。

■ポイントその2　「おやすみにも最適な睡眠導入トラック」
本作品は何度も聴いて楽しめるような工夫を凝らしました。全トラック共通の仕様としまして、どのトラックからでも睡眠時にご活用可能なパートであるトラック4「希望的観測編」へ繋がるように、物語の進行や台詞に矛盾が発生しないようなストーリーを執筆しています。勿論そのまま順番に全トラックをお聴きになる事で、お狐様に悪戯をされてみたり焦らされるなどのえっちな雰囲気を存分にお楽しみ頂けますが、トラックを組み替えることで任意のタイミングで気持ちよくお眠りになる事ができます。

■ポイントその3　「過去作品との関係性」
当サークルじろうぽんぽんの過去作品「退廃的廃屋少女」との関連性を想起させるシーンなどがございますが、こちらの作品だけでも矛盾のない楽しみ方が出来るようにと台本にも工夫を凝らした作品になっておりますのでご安心くださいませ。シナリオの設定や世界観の共有など、リンリンと鳴る鈴の音に聴き覚えがある方には更に作品の雰囲気をお楽しみ頂けます。また、設定資料集のPDFを同梱しています。過去作品の「退廃的廃屋少女」や、本作「希望的観測少女」の関係性を是非こちらでもご一緒にお楽しみください。