古代語とパパの戦闘訓練しか覚えられないおバカな僕が幸せになりたく日々を頑張る物語。
カッコイイらしいのですが、でも脳みそが障害持ってるのか、本当に僕は馬鹿なので、テストは全教科0点。保体は満点。
イジメの的でクラスを締める議員の娘と取り巻きと屈服してる担任に虐められ、中学まで面倒見てた少し好意を持ってた幼馴染はDQN女らに命令されてパパ活下の口で咥えた男人数3桁は終了間際。
切ない。そして吹き荒ぶ風に哀愁を覚える人生佳境な15歳。
公園で出会った不登校地味子は僕好みで惚れてしまう。

人生変えたくて一念発起!
だから魔導書に頼って、他にも美少女欲しいからマジ召喚儀式で決行!
そしたら天空が割れて雷雲が漏れ出し、降臨するのは高層ビルより巨大な青の魔神♂!

だから僕は「違う!」それ違う!って叫んでみれば、遠方なのに聞こえたの?
わざわざ魔神は、TS変換!巨大女神。
でも、サイズ、違うよね?
お付き合いとか、デートとか、結婚とか、初夜とか――無理っしょ?
しかもカーテン閉めて部屋で引き籠りになってたら、女神様は周囲を咆哮一撃で都市消滅。
悪魔と天使も勝手に呼んじゃって、衛星も世界も蒸発状態!
世界文明一昼夜でディストピア突入!

逃げる人も蒸発!
殺された?消えた?いなくなっていく。
しかも自衛隊が糞の役にも立たないで、上空の誰もいないところに撃って、「ラブ&ピース」と、訴えかけて、るものだから、この状況で頭大丈夫ですか?ほら、皆殺し!

それを知った世界が協力!
初めて人類が国境の枠を壊して協力!
なんか感慨深いね。
もう、インデペンデンスだね!

そうこうしてたら国連の連合軍到着!世界の空軍、世界の地上軍、物資の運搬自衛隊。
外人連合だけが頼り!

YEAH!!と、出撃!

かっこいい!さすがマッチョの国の人たち!

で、もっとマッチョな天使や悪魔に――瞬殺!――しかも、映画で見る、戦闘機爆破直前コクピット脱出してからのパラシュートしてたら、余裕でちかづいて、「ひゅ～こいつ何億もする戦闘機爆破してんのに、のこのこ逃げようとしてやがるぜぇぇ～、ちょーっと、社会の常識教えよっか?」と、

天使や悪魔に――惨殺!――皆殺し!



蒼褪める――僕!

僕は悪くない。僕は悪くない。僕は――

「というか、ねぇ、これ、やりすぎじゃね?」

と、思えば気づけばパパの書斎のシャムシールを背中に背負って、TSな女神様にお帰り下さい言いに行ったら、スライム出現。家程あるけどレベル1のはず、と、戦い開始したら、ボディ・ブローで、胃袋の中身リバース。

死ぬ。
これ死ぬ。
覚悟。

そったら、そこに美少女出現!
マジ助けられて、惚れた!
愛してます。永遠に。

と、思ってたら、天使と悪魔が大群で寄ってくる。

怯えてる彼女は事情通らしいのだが、何故か怖がってるので、まぁ天使や悪魔が人殺しまくれば怖いよね。

だから安心させるべく、前歯光らせ――、あ、雨雲で覆われてるから太陽ないから光らんわ。

でも、まぁええ。


「――おれ、実はパパから格闘技ならってるから、マジツヨツヨ、安心子ちゃんでいてね」

と、かっこつけて天使と悪魔が仲良く手をつないで降臨してくる様は、チークダンス。
畜生、結構楽しそうだな。
と、連中の前に出現したら。


言葉通じない――はずが、パパから習ってた、どこの言葉だよ?な、言葉でわかっちゃう。
パパ、何者?
あ、考古学者か。


と、まずは説得、天に銃を撃って、水平うちはしないよ。安心だよ、の、どっかの民兵レベルと同じ真似。


そしたら笑顔の大天使ムキムキマッチョ様が瞬時に近づいて胸倉捕まれ、

ズボ!

っと、胸板に拳貫通。
あ、背骨折れたんじゃね?
とか思ってたら宙づりにされて、血が漏れるようにゆすられて、笑顔――こんな顔(゜∀゜ )ムカツク。


そのままボコにされて、雷雨の中で放られて、心臓グチャになってるのに気づいて、涙流して死に逝こうとしてたら、服全部もっていこうとする奴がいる!

ここは、イスタンブールの地下街か!!!!


心臓潰れた。背骨も砕かれた。
喋る口も動かないのに、何するのよこの子……。


おもわず視線に映るのは、
爆破され黒こげた並ぶ車列は人類逃走失敗の証。

倒壊したマンションやビルの瓦礫の国道で、僕横に倒され、さっきの大天使には顔に唾吐かれて、みんなが笑いながら笑顔で飛んでいく。

第二次世界大戦の米軍か!!!


で、一人立っていたのは少女天使。
ショートカットの金髪娘。
畜生可愛いな。
処女かな?

とか思ってたら、その一人残ってた少女天使は、侮蔑?　ゴミ虫?　でも見る感じなのかな?
嫌悪か何かか。
閉ざした眼差しで、ん～、と、頑張って人の身体をゴロゴロ転がしながら、服をぜーんぶ脱がして。もってった。

イスタンブーR――は、もういいか。

という訳で、初めての体験。
街中で全裸だ。
しかも、おちんこ君ももろだしだ。でかいんだぜ?

まぁ、気にすんなよ。お前も頑張れよ。


ところでこれから死ぬんだけど――私、気になります。


僕の裸って、少女な天使様が見たくないほど汚いんですかねぇ?
わりと着やせのマッチョなんですが?
おちんこが恥ずかしかったのかな。
じゃあ、処女娘だ。
へへ。


でも、まぁあれだ。
結果からみれば、天使にフルボッコにされて、唾まで掛けられ、ゴミ扱いで転がされ、少女天使には、衣類貴金属関係全部奪われ、
どっか飛んでった。


もう、我慢しなくていいよね?人生についても。

だから遂に涙流して――えぐえぐ、すら言えず、あ、血が抜けすぎて意識消える――
走馬灯見えたけど、未来を見る訳でも、過去を見るわけでもなかった。
ちょっとここではいえないなぁ、な、事。


そう、これで僕は死にます。
体はここに転がりますが、僕はいません。
パパ、ママ、泣かないでね。


でもさ。
ねぇ……、僕、なんか悪い事した?
いや、今まで語って来た略式な人生で。
ちょっと文句いいたい。
神様どこよ?
人生悪い事一度もしてないよ?
馬鹿なだけだよ?

よりにもよってお迎えの大天使に、わざわざ死ねよ!とばかりに、いきなりワンパンで殺されたんですけど?

そりゃ、モーゼは迎えの天使三体をこん棒で撲殺したけど、逆に神様に惚れられたとか。
僕はまだ生きられるはずなのに、天使に瞬殺だよ?


なんか、変。
もう世界が、一般常識が、訳分からないよ。
どこの治安悪化危険地域認定国だよ?


だからかな、こうして僕の人生は――



……始まった……