――――――――小説本編(一部掲載)――――――――
私はあいか、大学生で生徒会長を務めている。
黒髪のロングヘアを後ろでまとめ、メガネをかけて、制服を完璧に着こなすのが私の日常だ。
胸は控えめだが、ウエストからヒップへのラインは優雅な曲線を描き、歩くたびにスカートの裾が軽やかに揺れる。
学校では、ルールを守ることが何より重要だと信じている。
毎朝のミーティングで、「時間厳守と服装規定の徹底をお願いします」と声を張り上げるのが、私の役割。
友達からは「真面目すぎるよ、あいか」と笑われるが、私はそれで満足だった。
ルールがあれば、世界は秩序正しく回る。
そう信じて生きてきた。
しかし、その信念が試される日が、突然訪れた。
あの日の午後、学校の図書館で埃っぽい棚の奥から、古い革装本を手に取った。
タイトルはラテン語のような不可解な文字で、好奇心に駆られてページをめくった瞬間、眩い光に包まれた。
視界が白く染まり、耳元で風のような音が響く。
気がつくと、私は見知らぬ場所に立っていた。
周囲は石畳の広場で、塔のような建物が林立し、空には二つの月が浮かんでいる。

異世界だ。

パニックが胸を締めつけたが、私は深呼吸して冷静さを保った。

「これは何かの間違いです。すぐに元の世界へ戻してください」

と、近くにいたローブ姿の老人に抗議した。
彼は学園長を名乗り、穏やかな微笑みを浮かべた。
「君の規律正しさが、この魔法学園に必要だ。生徒会長を任命するよ」
抗議は聞き入れられず、仕方なく引き受けることにした。
この異世界の学園は、魔法の授業が中心で、生徒たちは皆、礼儀正しく振る舞っていた。
朝の礼拝、授業の予習、掃除当番……現代の学校と変わらない規則正しい生活。
だが、微妙な違いがあった。
魔法の力で空を飛ぶ生徒がいたり、植物が自ら動いて掃除を手伝ったりする。
最初は戸惑ったが、私はすぐに適応した。
クラスメートから信頼を得るのも早かった。
私の厳格さが、学園の緩んだ雰囲気を引き締めたのだ。
学園生活が始まって数週間。
毎朝、鏡の前で制服を整え、メガネの位置を直す。
黒いスカートの下にストッキングを履き、ブラウスをぴんと張る。
胸の控えめな膨らみが、布地の下で静かに息づく。
授業では、火の魔法や召喚術を学ぶが、私は理論派。
ノートに細かくメモを取り、ルール違反を見つけると即座に注意する。
「魔法の使用は許可された範囲で。無駄なエネルギーは浪費です」
生徒たちは最初、面倒くさがったが、徐々に従うようになった。
特に、親友になった少女、エレナが支えになった。
金髪の巻き毛で、明るい性格の彼女は、「あいかみたいに真面目になりたいわ」と笑う。
エレナとは、夜の寮で語り合うのが楽しみになった。
彼女の部屋は花の香りが漂い、柔らかなベッドで秘密を共有する。
「あいか、恋したことある?」と聞かれ、私は頰を赤らめて否定した。
真面目な私は、そんな感情を抑圧してきた。
だが、学園には不穏な噂があった。

(続きは本編でお楽しみください)

―――――――――――作品情報―――――――――――

1朗読音声(一話完結)
2挿絵
3短編官能小説_台本

音声形式: MP3
対応環境: Windows、Mac、Android、iOSに対応しております。
ダウンロード: ご購入後、ZIPファイルで音声データをダウンロード可能です。

――――――――制作に関する注意事項――――――――

※官能小説: NTR正義作
※朗読音声: Style-Bert-VITS2を使用しています。
※挿絵画像: Stable Diffusion等で作成しています。

制作@NTR正義